鎌倉幕府「はい、今回の使者さんのお亡くなり。お疲れさまでした。……え、次の使者?」
使者「うぅ……あ、あぁ~ッ!」 ザシューッ
数年前、念願の黄金の国に侵攻したのだが、『小国だし一度大国に攻め込まれてビビっただろうしそろそろ降伏するのでは』という期待の声があり、結果、使者が定期的に日本ちゃんに降伏を勧告してみることになった。
しかし日本ちゃんはなんだか元のことが前よりもキライみたいで、7回目も8回目も不愛想に使者を殺すようになって、イタイイタイで死者になったのだった。
元「トホホ……日本ちゃん侵攻前は使者を無視するだけだったのに、斬首ザシュザシュはイタイイタイなんだから……あーあ、どうにかして日本ちゃんの態度を(元に)やさしくて都合のいものにしてもらえないかな~、ん?」
深夜なのに日本ちゃんの部屋から明かりが漏れている。
元(に、日本ちゃんが、沿岸に石を積んで防塁の建造をしている!?)
日本「ふぅ……こんなものですかね……。もっと再襲来に備えて頑張らないと……」
元「日本ちゃーん!」 バターンッ!
日本「ひゃあッ!?」
元「に、日本ちゃーん! ごめんよーッ! 日本ちゃんは毎日ワイが攻めてきたときのために防衛準備してたのにワイはそんなことも知らずに……ッ!!ハフッ!ハフッ! 南宋ちゃんの臨安いい落城!」
元「ご、ごめんね南宋ちゃん……!」
日本「べ、別に、長年攻められていた南宋が滅亡するくらい想定内です……。それは私の所にいる南宋人から聞いてたんですから……。でも、私は島国で、あんまり外国に攻めてきてもらえないから」
元「そ、そんなことないよ! 日本ちゃんの南宋ちゃんとの関係や資源だけでワイは十分攻め込む気になるんだよ! あっ、そ、そうだ! 日本ちゃん九州出して!」
日本「こ、こうですか?」
元「そう! それじゃあ今から第二次侵攻するからね! 今度は南宋ちゃんの十万人も追加するからね! ちゃんと降伏してね!」
日本「えっ、えっ?」
元「ウオーッ! 日本! 14万で九州に攻め込むぞ!」 キンキンキンキンキン!
日本「ひゃあッ!」 キンキンキンキンキン!
元「ほんとうです……で、でもなんで……?」
日本「それはね……元ちゃんの気持ちが、ワイに伝わったからだよ! 外国が海を越えても攻めてくるという気がね!」
元「私の気持ち……」
日本「そう! だから、一度攻め込まれてビビるんじゃなくて、逆なんだよ! BANZOKU鎌倉武士は、国書で脅されるより、攻め込まれる方が一番奮起するんだよ!」
元「ぎ、逆って……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、侵攻に付き合ってもらってもいいですか?」
日本「もちろん!」
その後、元は何度も日本ちゃんへの第三次侵攻計画を続けたがベトナムとの二正面作戦はとれないほど疲弊して中止になった。
でもまぁ、弘安の役の損害のほとんどは、首都の臨安落とされても亡命政権作って抗戦続けたり、敗けて捕えられても五年間臣従拒否して刑死するほど元に反抗的な奴もいる南宋人だったので結果オーライ! 終わり
それやったのは金やな
金ももっと前に元に滅ぼさたんやったか
その威力偵察で侵略への危機感強めて防塁とかの対策進んで
二回目失敗しとるってことは威力偵察やったとしたら悪手やないんか
そもそも威力偵察説は軍事ド素人の学者がむりやりこじつけた説やし
普通に否定されてる
やっぱ軍事的には可能性低いんやな
けど何しに来たんやろ一回目
三、四万で本気で日本征服する気やったら
いくら小国かて日本舐めすぎやし
元寇捕虜「に、日本ちゃん! 捕虜処刑しないで!」 日本「うるさいですね……」ザシュザシュザシュ
旧南宋人以外の捕虜「あ、あぁ~ッ!」 ザシュザシュザシューッ!
日本「はい、蒙古人、高麗人、(元朝統治下の)漢人の処刑は終わり。旧南宋人は助命して奴隷ね。お疲れさまでした」
旧南宋人「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数週間前、念願の第二次日本侵攻に参加したのだが、『二度の侵略&対馬壱岐ジェノサイドに激おこの日本で捕虜になると皆復讐されるのでは』という懸念の声があり、案の定、戦後に日本ちゃんが捕虜を処刑してしまうようになった。
しかも日本ちゃんはなんだか旧南宋人以外のことがキライみたいで、いつもいつも不愛想に他の捕虜ザシュザシュして、首イタイイタイなのだった。
日本にもなんか使者送って協力求めとったっけ?
けど日本は海に護られとるけど外に出てくのも幅まくれとる国やから
海越えて高麗に増員なんか遅れへんやろに何がしたかったたんやろ
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