俺「すまんっ…言いにくいんやが…２万貸してくれへんか…！すまん！」

俺「すまん、財布落としたんや…」

友「おおｗゲーム売れ！ｗ」

俺「売るゲームもないんや…まじでやばいかもしれん…」

友「親に頼むしかないかもなｗｗ」

俺「親とは連絡取れへんねん…すまん、２万貸してくれ！」

俺「きついのは皆一緒やな、すまんが、消費者金融で代わりに借りてもらうのは無理か？
ちな消費者金融のリンクはこちらwww.promisu、即日可」

友「ｗｗｗｗｗ」

俺「はやく」

友「！……」

友「……」

俺「彼女バイトしてるん？彼女金ないかな？すまん、2万彼女厳しいかな」

友「！……ｗｗ………ｗｗ………」

古本市場店員「いらっしゃいませー」

俺「これ、買取お願いします」

店員「ＰＳ３バーチャファイター４、　アーマードコア５、
白騎士物語　以上3点で────１３０円となります」

俺「はあ！？！？どういう査定！？！？おたく！！！！！」

店員「……」

俺「あーあ、ゲオで売るべきでしたわ～　ゲオの見積もりなら３５００円かあ」

アパート前友「おうｗ」ヨッ

俺「！　お前…！」

友「お前金貸せとか言いながらでかけんなや！ｗ　2万やろ、ほらｗ」

俺「！　すまん！！！　ありがとう！！！！ありがとう！！！」

俺「！！　すまん！！！ほんまありがとう！！！ほんますまん！！！」

友「おうｗ」

俺「いやーーマジ耐えたわｗｗお前ほんま救世主かｗｗどんだけ英雄やねん、
ほんま感謝ｗｗ！！！！！！」

俺「え？ｗ」

友「ラインも、メールももうしてくるな」

俺「……」

友「一緒に上京して6年もつるんでたな。嫌いになって終わりたくないから」

俺「……」

友「おお、じゃあな！」

俺「…………」

彼女「…？どうしたの？」

友「いや、別に…ｗ
なんか、大事なもの無くしたかなって…」

彼女「え？」

友「いや！何でもない…ｗ」

ベランダで煙草に火をつける友

友「元気でな」ﾌｯ

友「……？」

彼女「……えっ？ だ、誰か走ってくるよ？」

友「えっ」クルッ

友「！！　お前……なんで……！？」

彼女「えと、知り合い？」

友「…………」ｽﾀｽﾀ

彼女「あ、友くんっ！？」

友「お前、なんで来た？」

俺「はは……いや、やっぱ罪悪感てか、良心の呵責ってか、あってな」

友「………」

俺「ああ、これ」

友「！」

俺「もうええんや……お前には悪いことしたな、俺もアホだったわｗｗｗｗｗ」

友「嘘だったってことか？」

俺「いや、違う」

友「バカ野郎！！誰がそんなんしろっつったよ！！良いからそれ持っていけや！！俺なんかよか今は親御さんが大事だろ！！？」

俺「もちろんそうやな。でも、だからってお前に不義理通すのもあかんと思った」

友「………！」

友「！」

俺「あー、実はもう借りる段取りつけてんねん、だからまぁ、今すぐそっちも向かわなあかん」

友「おい……」

俺「………じゃな！」ﾀﾀﾀｯ

友「おい、待てや！！」

彼女「友くん待ってよ！」ガシッ

彼女「もう12時だよ？こんな夜遅くに出てっちゃダメだよ！」

友「関係ねえよ！　……！ あいつ、どこに」

彼女「友くん……？」

友「っ、くそ！！」バッ！！

彼女「あっ！？」

友「おい！俺！！どこや！！どこいった！！？」

ザワザワ……

友「………ちっ！！」

ダダダダダダダダッ……

電話友「………え？」

警察『はい、全身バラバラにされて死亡しているのが発見されました。何かご存じないですか？』

友「嘘ですよね？」

警察『いえ、事実です』

友「………」

警察『……友さん？』

友「…………」

俺の墓「」

友「………バカがよ」

俺の墓「」

友「…………」

友(いや、一番のバカは俺だな)

友「………ごめんな」

happy end

カイジ「ここが・・・帝愛グループ・・・」