北海道に激震、札幌市保健所が重大発表「職員たちの疲労は限界。これ以上のPCR検査は無理です」

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寒さが増す北海道で新型コロナウイルスの感染者が急増している。１０日は１６６人の新規感染者が確認され、６日連続で１００人を超えた。１０日の感染者のうち１２６人が札幌市で、特別養護老人ホームでは５６人のクラスター（感染集団）も発生した。止まらない感染拡大に、札幌市保健所では感染者調査などの業務が逼迫ひっぱくし始めている。

道内では、４～１０日の１週間で確認された感染者は１０１５人。前週比５２４人増で２倍を超えた。重症者は少ないが、ホテルなどの宿泊療養施設に入れない軽症者や無症状者が１９９人（９日時点）いる。道は今週末に受け入れ人数を１０００人規模に拡大する。

札幌市では今月に入り、１日当たりの新規感染者が１００人を超える日が３日あった。クラスターは１８件発生し、１０月１か月間の２１件に迫る。対応にあたる市保健所では、感染者の行動や濃厚接触者などの調査が十分にできないケースも出ているという。

市は２７日頃までに、国から保健師延べ約３０人の応援派遣を受ける予定だ。道は増員を要請している。

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