彡(゚)(゚)「末期の兵器とは負けた国、負けそうな国が戦争を持続させるために作った兵器のことや」
彡(゚)(゚)「アホみたいな兵器を見て笑うだけでもええけど、当時彼らの手元にはそれしか無かったと言うことも理解して見てや!」
彡(゚)(゚)「…しゃーない。軍人だけやなくて国民にも武器を持って戦ってもらうしかない」
彡(゚)(゚)「出来れば銃を配りたいがとても足りん…」
彡(^)(^)「せや!竹林があるやん!」
使用時期・近世以前、第二次世界大戦、ベトナム戦争etc
手頃な太さの竹を切り倒し、先端を斜めに切ったもの。
たかが竹ではあるが、先端をじっくりと焼き固め、水分を飛ばすと天然の炭素繊維と化す。
近世以前の鎧を貫くには十分な強度があり、コストパフォーマンスの良い武器として重宝された。
ただこれを1945年に使うのはちょっと…
鈴木貫太郎に戦争終結を決意させたことが一番の戦果。
彡(゚)(゚)「おい原ちゃん。ワイらが槍を使ってでも戦い、この島を守らねばならん。」
(´・ω・`)「…わかったよ。」
(´・ω・`)「というわけで、作ってきたよ!」
彡()()「ほげっ…」
使用時期・第二次世界大戦
イギリス国防相が作りし西洋の竹槍。
負けそうになると考えることはどこも同じってはっきりわかんだね。
構造としては握りやすい太さの配管パイプに銃剣を溶接しただけだが、敵兵を貫くのにはそれで十分であった。
幸いにもドイツ軍による英国本土上陸作戦は行われなかったため、実戦には使われていない。
彡(゚)(゚)「国民にも簡素で安価な兵器を渡して戦わせなあかん。」
彡(゚)(゚)「銃身は既存の銃から流用して…弾倉は…いらんか。」
使用時期・第二次世界大戦
有名なドイツの小銃、Kar98kの派生系。
銃身はKar98kのものを流用した単発ボルトアクションライフル。
単発式ライフルとか18世紀かな?
国民に配るために安価に作ることを求められており、嵩張る給弾機構はオミットされ、銃床も安価な合板製である。
アメリカの方に似たような拳銃があるがそっちは100万丁もつくられた。
ライフルて言ったら素でこういうのが思い浮かぶわ
(´・ω・`)「でももうジュラルミンもまともなエンジンもないよ?」
彡(-)(-)「ふむ…うーん…」
彡(^)(^)「せや!木があるやん!」
彡(^)(^)「こんな時は木やな!」
使用時期・第二次大戦後
傑作機として名高い四式戦闘機・疾風の期待を木製にした戦闘機。
終戦までに試作型が10機ほど作られたが、原型の疾風と比べて16%の重量増加、機体強度の欠如、接着剤(牛乳由来の接着剤「カゼイン」が用いられ、釘は一本も使われなかった。)の欠陥などもあり性能が低下、計画は中止された。
ちなみに試作機のうちの1機は戦後アメリカへ輸送され、調査が行われた。
また、機体のほとんどを鉄製にしたキ113も試作されたが、キ106とほぼ同じ理由で計画はポシャった。
彡(-)(-)「しかし我らルフトヴァッフェにもはや迎撃する空港はない。」
彡(゚)(゚)「ロケットなら滑走路なくてもいけるんやけど…」
彡(^)(^)「!」
使用時期・第二次大戦後
ドイツ軍が大戦末期に考案した迎撃機。
機体はロケットエンジンを搭載した木製機体であり、上方に向けて垂直に発射する。
ロケットエンジンの生み出す高速により敵爆撃機の下方に肉薄し、先端の無誘導ロケット弾を斉射、その後はパラシュートで帰還する。
試作機が作られたが、実戦を経験する前に戦争終結。
しかし二度ほど出撃したと噂もある。
しなくていいから(良心)
また、ドイツ軍はこの機のパイロットには学生やヒトラー・ユーゲントを動員する予定であったと言われている。
連合軍から頂戴したあだ名は「有人対空砲」。
有人対空砲は草
ゲルマン桜花かな
彡(^)(^)「国民の皆さん!博物館や家に飾ってあるもの、物置に放置されている剣、持ち出して戦ってください!」
使用時期・近世以前、第一次世界大戦、第二次世界大戦
いわゆる騎士の剣。
両手持ちで叩き斬ることが可能で、鎖帷子くらいならば切り抜ける威力は持っていた。
英国で防衛のための仕様が推奨されたが、幸いにも行われなかった…と思いきや行われた。
とある英国軍人が、ロングソードを装備してノルマンディー上陸作戦に参加したと記録されている。
(写真右端の男)
ええ…(困惑)
彡(゚)(゚)「空挺部隊に対戦車火力積みたいけどええ車体は…!」
彡(^)(^)「せや!スクーターに積んだろ!」
使用時期・冷戦期
ww2に勝利したが戦闘では負けたフランスが軍備再建のために空挺用に作った自走砲。
対戦車スクーター(迫真)
イタリア製スクーター「ベスパ150」を間改造し、M20無反動砲を積んだ対戦車火器。
一応成形炸薬弾を使えば100mm程度の装甲を貫通することはできたようだ。
さらに元がスクーターなので機動力も中々。時速100kmくらいは出たようだ。
防御力?乗組員がむき出しな時点で察せ。
彡(゚)(゚)「かといって戦車を作る余裕はない。」
彡(゚)(゚)「強制収容所でもつくれる簡素な対戦車火器は…せや!」
彡(^)(^)「月産150万発やで。」
(´;ω;`)「うわぁぁぁぁん!」
使用時期・第二次世界大戦
ドイツの作った対戦車兵器。
ソ連のRPGシリーズのモデルになったので実質的な現代対戦車無反動砲の祖。
ちなみに対戦車ロケット砲の祖はM1バズーカ。
月産150万発を実現するためにシュリーベン強制収容所の人たちが血と汗でもって作った。
命中すればほとんどの連合軍戦車を撃破できたが、弾速が遅くあたりにくかった。
数で補おう(提案)とばかりに数人でまとめてぶっ放すのが基本的戦術である。
ちなみにベルリンの戦いでは女性から老人、子供まで、1人1発支給された。
彡(゚)(゚)「せやなぁ…ドイツの科学力で成形炸薬弾を使えばいいのはわかっとるんやけど…」
彡(゚)(゚)「これは竹槍…せや!」
彡(^)(^)「棒の先端に地雷括り付けたろ!」
使用時期・第二次世界大戦
日本版パンツァーファウスト(大嘘)
1.5mほどの棒の先端にHEATを利用した地雷を括り付けたもの。
何が悲しいってこんなものでも撃破が期待できる分火炎瓶や手榴弾よりマシだということ。
ちなみに成形炸薬弾(HEAT)とは火薬を円錐形に固めて起爆させることで火力を一点に集中させる爆弾のことである。
一点に集中と言っても当然周りにも被害が及ぶので、刺突爆雷で敵戦車撃破=死である。
彡(^)(^)
使用時期・近代~近世、第一次世界大戦、第二次世界大戦
ええ…(困惑)
ついにまともな火薬すらなくなった日本軍が作った火縄銃。
弾薬は黒色火薬、弾頭は切った鉄の棒、銃身は鉄パイプである。
竹槍よりはマシだけどあのさぁ…
第一次世界大戦に置いても本国からの輸送が途絶えたドイツ領カメルーンで黒色火薬を用いた弾丸が使われたりもしている。
彡(^)(^)
使用時期・中世、第二次世界大戦
所謂てつはうである。
手榴弾に金属なんて使ってられるか!とばかりに粘土をこねて作った廉価版手榴弾。
硫黄島の戦いや沖縄戦で使用された。
廉価になったことは確かだが威力も落ちた。
当たり前だよなぁ?
彡(-)(-)「これで作れるのは…」
彡(^)(^)
何わろとんねん
使用時期・古代~近世、第二次世界大戦、現代
あのさぁ…(呆れ)
来るとこまで来ちゃった結果行き着いちゃったシリーズ。
まさかの陸軍兵器研究所作である。
矢の先端に簡易爆弾をつけた爆矢も撃てる。
ちなみに現代でも暗殺などに使われることがあり、日本軍はこれを先取りしていた可能性が微粒子レベルで存在している…?
鈴木貫太郎の心を折るのには一役買った。
彡(゚)(゚)「地上部隊は現場に着く頃には軽爆撃や機銃掃射で壊滅や。」
彡(-)(-)「パンツァーファウストみたく楽に使える対空火器が欲しいンゴねぇ…ん?パンツァーファウスト…」
彡(^)(^)「いけるやん!」
使用時期・第二次世界大戦
対空パンツァーファウスト。
9発のロケット弾を空に向けて発射する。
最早ルフトヴァッフェはアテにならんとばかりに現場兵士でも運用できる対空火器が求められたため作られた。
合計10万発も作られたが、碌に実戦を経験しないまま戦争終結。
しかし米ソの陰に隠れてるだけでドイツの生産力もバカに出来ない。
彡(>)(<)「チェコスロバキアの工場で作ってクレメンス!」
(´・ω・`)「そんな重い戦車を作る設備もノウハウも無いよ!」
彡(゚)(゚)「ええ…せや、なら軽くすればええんやろ!火力も防御力もそのままで軽くするんや!」
(´>ω<`)「出来たよ!」
使用時期・第二次世界大戦
安くて、小さくて、強い。
簡素に量産が出来る駆逐戦車としてドイツ占領下のチェコスロバキアなどで生産された。
正面は60mmの傾斜装甲でそれなりの防御力を持っているが側面はペラペラで重機関銃で抜けた。
こんな戦車でも日本やイタリアの主力戦車よりもはるかに強い。
(´・ω<`)「そう言うと思って作るのが簡単なダウングレード版を作っておいたよ!」
彡(゚)(゚)「ファッ??」
使用時期・戦間期
強く無い方のT-34。
戦車大国になる前のソ連が試作した軽戦車。
T-26軽戦車のダウングレード版だが、ただでさえ性能不足であったT-26戦車のダウングレード版が実戦で役に立つとは思えないと開発中止。
独ソ戦でT-26が死にまくるあたりからして聡明だったと言える。
彡(??)(??)「たとえ暴力を用いてでもワイらの主張を通すんや!」
(´??ω??`)「用意ができたよ!」
彡(??)(??)
使用時期・第一次世界大戦、第二次世界大戦、冬戦争、ノモンハン事件、安保闘争etc
最も簡単に作れる簡易手榴弾。
瓶にオイルを入れて布で蓋をすれば完成。その簡単さから暴徒やデモ隊が使う事も多い。
割れて流れ出た燃料に引火するだけではなく帰化した燃料にも引火して大爆発する結構えげつない兵器。
ノモンハン事件や冬戦争で割と対戦車戦闘に活躍した。
歩兵の犠牲を伴ってではあるが。
彡(-)(-)
彡(^)(^)
使用時期・第二次世界大戦
ジェットエンジンの力でプロペラを回すという二度手間兵器。
厳密に言えば回っているのはプロペラではなく主翼。
なぜこのような気違い染みた発想に至ったのかはよくわからないが、真上に飛びたいという心意気だけは伝わる。
試作もせず開発は中止された。
残当。
着陸できんやろこれ
彡(゚)(゚)「せやな。上陸前に叩かなあかん。」
彡(゚)(゚)「…」
彡(^)(^)「水中から突けばええんや!」
使用時期・第二次世界大戦
負けに負けて脳みそ湯だった大本営が計画した有人機雷。
潜水服着て水中から敵の船の下方を突くというクッソ適当な作戦だが本人たちは大真面目だった。
実践は行われなかったが訓練は行われ、死者も出ている。
(´・ω・`)「制御はどうやってやるのさ。」
彡(^)(^)「君やで。」
使用時期・第二次世界大戦
有人ロケット花火。
爆撃機に吊るされて移動、敵補足後に切り離されてロケット推進で突っ込む。
桜の花というクッソ綺麗な名前から実態はど外道自爆兵器。
結構な数が出撃しているが戦果は駆逐艦2隻の大破のみ。
大抵が切り離されるまえに母機ごと落とされた。
彡(゚)(゚)「しかし機関銃は重くて輸送が大変やなぁ…せや!」
使用時期・ロシア革命、ソビエト=ポーランド戦争
機関銃搭載馬車。
武装が違うだけで発想は古代のチャリオットなんだよなぁ…
ただこんなでもまともな機動戦力を持って居なかった帝政ロシア相手には大活躍した。
同名のソ連軍歌は名曲だからな見とけよ見とけよ~
彡(゚)(゚)「はっ…!」
彡(゚)(゚)「戦艦や空母ばかりやなくて駆逐艦を作らな(アカン)。」
使用時期・第二次世界大戦
戦争終わりになってやっと本当に必要なものに気がついた日本軍が作った駆逐艦。
それなりの性能で素早く作れたが戦局を変えることは不可能だった。
登場が遅かっただけあって生き残り組も多いぞ!
特に「梨」は戦後サルベージされ自衛隊の護衛艦「わかば」となった。
彡(゚)(゚)「これを…ファッ??」
彡(゚)(゚)「ええ…くっ付いて剥がれンゴ…」
使用時期・第二次世界大戦
イギリスが作りしベタベタ爆弾。
ベタベタ爆弾のベタベタはニトログリセリンのベタベタであり、粘着剤としてのベタベタの他に火薬としても使える合理的なベタベタではあった。
使用時はカバーを外してベタベタを露出させてドイツ軍戦車に投げ付けるという戦法が取られる予定だったが、ベタベタが想像以上にベタベタしていたため、服や隣の戦友にベタベタがくっ付いて離れなくなってしまう場合もあった。
その欠点からか本土防衛に保管され、使用はされなかった。
彡(゚)(゚)「もっと安くて作りやすい武器を開発しなきゃ(アカン)」
彡(^)(^)「せや!魚雷改造したろ!」
使用時期・第二次世界大戦
イタリア軍により作られた魚雷改造水中スクーター。
よく回天と比較されるがこっちは脱出できる以前に体当たりもしない。
これで敵艦近くまで爆弾を運び、水中でポン付け、そのまま最高速で逃げる。
転載元スレ https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1584887194/
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