チノ「昨日出産したんで父親ワイさんとして役所に届出してきましたよ」ワイ「ち、チノちゃん！」

ワイ「ち、チノちゃん！ワイとチノちゃんは結婚してないよ！？出生届だしても父親不明として処理されちゃうよ！てか子供は誰の子なのさ！？」

ワイ「てかチノちゃんバツイチだったよね！？前の夫と離婚したのはいつ！？」

チノ「去年の9月頭ですけど」

チノ「えっ…」

チノ「で、でもその後ワイさんが父親になれば…」

ワイ「いくらワイでも他人の子を養う気はないよ…認知届偽装してもワイが役所に行けば取り消されるよ…その子供は父親不明として誰からも養育費とかもらえずチノちゃんが完全なシングルマザーとして育てるんだよ…あと署名の偽造は犯罪だよ…」

チノ「そ、そんな…」

チノ「はい、申請書書き込み終わり。さっさと出さないと役所を爆破しますよ」

ワイ「うぅ…ち、チノちゃん…チノちゃんの財布に顔写真と名前なんかが載ってるカードが入ってるでしょ？」

チノ「ああ、このキラキラしたカードですね。これがなんなんですか。」

ワイ「それは『特別永住者証明書』と言ってチノちゃんの国籍は中国だから戸籍はないんだよ…」

チノ「えっ…」

ワイ「ち、チノちゃん！日本人と結婚しても日本国籍は得られないよ！チノちゃんが日本人になるには帰化するしかないんだ！」

チノ「家族関係を証明するのもが必要なんです。じゃあ住民票をとればいいんですか。」

ワイ「ち、チノちゃん！チノちゃんは一人暮らしだから住民票とっても「世帯主」としか載らないよ！家族関係を証明するものにならないよ！チノちゃんが生まれたときに出生届を出した役所に行くか中国の登記簿を取らないと証明できないよ…」

チノちゃん「そんな…」